介護職と看護職が上手くやっていくために

病院や高齢者施設では介護士と看護師が一緒になって働いています。良い塩梅の関係を形成し、チームとして素晴らしいケアを提供しているところもあれば、お互いが反目しあってチームがバラバラになり、満足のいくいケアができていないところもあるようです。
その違いはなんでしょうか。まずは、お互いの仕事に対する好奇心を持つことです。二つの仕事は、非常に似通った領域の仕事です。中には重なり合っている分野も存在します。その一方で、考え方に違いの出る部分もあります。大きなところでは、看護は「キュア(=治す)」ことが目的であるのに対し、介護は「ケア(=癒す)」ことが目的であるといわれます。類似点と相違点を互いに認め合い尊重することで、これまで意図がわからなかった、相手の言動の意味もわかってくるかもしれません。
次に反目し合う理由の一つとして、相手分野の仕事に手を出したことに対する不満があります。本来は看護師の仕事であるバイタルチェックを介護士に任せて自分たちはナースルームでおしゃべりをしていた、反対に認知症の方の対応を看護師がずっとしているのに知らないふりをして横を通り過ぎていった・・・などなど。こういった分野横断的な仕事に対する不満はどのように解決できるでしょうか。これらの不満の多くは、誤解から生じています。おしゃべりをしていたのではなく、重要な医療方針を話し合っていたのかもしれませんし、他の方に呼ばれていて対応を代わることができなかったのかもしれません。お互いへの配慮と好奇心を持って話し合うことで、問題は解決に近づくでしょう。